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東京八王子酒造 誕生のご報告

2014年、「お酒づくり(髙尾の天狗)を通じて八王子を盛り上げて行こう!」と始めた八王子酒造りプロジェクト(はちぷろ)の活動も皆さまの多大なるご支援、ご協力、応援により早10年目を迎えることとなりました。

この度、「八王子の米で、八王子の酒蔵で」、そして「酒造りは農業の延長線上にある」という当初掲げた理念のもと、いよいよこの八王子という地で日本酒造りへ踏み出すこととなりました。もともとは田園の隣接地に「農のテーマパーク」構想という酒造りを通じて地域の農業とコミュニティを活性化することを目的とした酒蔵を拠点としたコミュニティ施設計画が発端でした。

その後コロナ渦の数年を経て、改めて計画を見直し、都市型の醸造所と伝統文化のコラボレーションを軸に新たなコミュニティ造りを実施し、日本酒やSAKEの可能性を広げるチャレンジとして生まれ変わり誕生したのが「東京八王子酒造」です。

東京八王子酒造 外観

東京・八王子の地に新しくできた東京八王子酒造は、JR八王子駅より徒歩5分の立地にあり、コンパクトでありながら、充実の設備を取り揃えた都市型の醸造所です。少量生産かつ年間醸造が可能なマイクロブルワリーとして、1年を通して常にフレッシュで付加価値の高い酒造りを実現します。

酒は文化、日本酒は国酒です。

しかしながら、国内における日本酒の消費量は減少の一途を辿るばかりです。若者の酒離れ、少子高齢化、酒類の多様化に加え、コロナ渦による生活スタイルの変化により、酒の消費スタイルも大きく変わろうとしております。

このような環境下に誕生する「東京八王子酒蔵」は、立地や生産規模、施設面積など、これまでの日本酒業界ではあり得ない程、小さな醸造所になります。従来の概念にとらわれ過ぎず、「多様性のある酒造りでSAKEの可能性を広げる」ことにチャレンジする、これがこの蔵のミッションであり、想いであり、醍醐味です。

東京八王子での酒蔵を夢見て早10年、農家さんと共に米づくりを開始して早10年。日本酒を取り巻く環境は決して穏やかではありませんが、食中酒として身近に感じて頂けるような「楽しさ」を提供することが、ひいては新しい飲み手を増やしてく。そんな想いでチャレンジして参りますので「東京八王子酒造」の応援をよろしくお願い致します。

最後に、「髙尾の天狗」はこれまで通り、東京のお米を使用した東京の銘酒として活動し、はちぷろ主催で体験イベントを実施してまいります。「酒造りは農業の延長線上にある」、今後とも「髙尾の天狗」、「はちぷろ」の応援もどうぞよろしくお願い致します。

令和5年10月

NPO法人はちぷろ代表理事
東京八王子酒造 代表
西仲鎌司

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